|
三 退職給付費用の処理
1 |
退職給付費用の処理額
当期の勤務費用及び利息費用は退職給付費用として処理し、企業年金制度を採用している場合には、年金資産に係る当期の期待運用収益相当額を差し引くものとする。なお、過去勤務債務及び数理計算上の差異に係る費用処理額は退職給付費用に含まれるものとする。(注7)
|
2 |
退職給付費用の計算
(1) |
勤務費用は、退職給付見込額のうち当期に発生したと認められる額を一定の割引率及び残存勤務期間に基づき割り引いて計算する。(注8)
|
(2) |
利息費用は、期首の退職給付債務に割引率を乗じて計算する。
|
(3) |
期待運用収益相当額は、期首の年金資産の額について合理的に予測される収益率(以下「期待運用収益率」という。)を乗じて計算する。
|
(4) |
過去勤務債務及び数理計算上の差異は、原則として、各期の発生額について平均残存勤務期間以内の一定の年数で按分した額を毎期費用処理しなければならない。(注1)(注9)(注10)(注11)
|
|
|
|
|